

概要
前回2022年4月開催のプログラム一覧
変化に対応する、フレキシブル生産の進化

マツダのモノ造り ~フレキシブル生産の進化を可能とする生産ビルディングブロック構想~
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マツダ(株) 専務執行役員 品質・購買・生産・物流統括、コスト革新担当 向井 武司 |
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CNやCASEへの対応という大変革期の中、マツダでは「既存の生産資産を大切にし、更に新しい資産をブロックとして積み上げること」で、クルマの変化に適応しながら、準備期間・投資等を極小化できるよう、生産のフレキシビリティを進化させている。その構想と事例を紹介する。
<講師プロフィール>
1986年マツダ(株)に入社。'06年車両技術部長、'10年オートアライアンス タイランド副社長、'13年防府工場副工場長に就任。その後、'15年執行役員 防府工場長、'16年執行役員 グローバル品質担当、'18年常務執行役員 グローバル品質担当、コスト革新担当補佐、'19年常務執行役員 グローバル生産・グローバル物流・コスト革新担当を経て、’21年より、現職。マツダのモノ造り革新活動を日々推進している。
ニッサンインテリジェントファクトリー ~アリアから始まった次世代のクルマづくり~
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日産自動車(株) 常務執行役員 車両生産技術開発本部 担当 平田 禎治 |
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知能化や電動化、コネクテッド技術により、クルマの機能や構造の高度化、複雑化が急速に進んでいる。次世代のクルマづくりに対応する為、デジタル化による品質担保やトレーサビリティの強化、匠の技のロボットへの伝承等、アリアの量産で実現した革新的な生産システムを紹介する。
<講師プロフィール>
1991年3月早稲田大学理工学部を卒業し、同年4月に日産自動車(株)に入社。主管として車両生産技術開発試作部を担当し、2014年4月北米日産スマーナ工場の生産シニアダイレクターに就任。2016年4月チーフクオリティエンジニア、2018年2月栃木工場品質保証部部長を歴任し、同年11月常務執行役員として生産・市場品質、品質監査を担当。2020年4月より車両生産技術開発を担当し、現在に至る。
センシング技術の開発事例と展望
「人と機械の関係性」の未来においてセンシング技術の果たす役割とは?
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オムロン(株) 執行役員 技術・知財本部長 オムロン サイニックエックス(株) 代表取締役社長 諏訪 正樹 |
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<講演内容>
本講演では、人と機械の関係性が進化する中でセンシング技術が果たすべき役割について述べると共に、講演者のセンシングの研究開発経験を踏まえたセンシング技術の今後の可能性・展望について解説する。
<講演者プロフィール>
97年 立命館大学理工学研究科博士後期課程修了後、オムロン(株)入社。入社以来、画像・光センシングの研究開発に従事。専門領域は3D計測、材質計測、画像認識、統計的信号処理など。技術・知財本部 技術専門職として籍を置きながら、2018年2月よりオムロン サイニックエックス(株)代表取締役を兼任。2021年4月より技術・知財本部 副本部長 兼 技術・知財戦略室長。
eve autonomyの自動運転EVが実現する世界 ~自動運転レベル4による屋内外自動搬送~
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(株)eve autonomy 代表取締役 CEO 米光 正典 |
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当社は「今日から自動化。」を合言葉に、誰にでも簡単に使える自動搬送サービスを目指し、ヤマハ発動機とティアフォー2社の合弁会社として2年前に設立された。新たに開発した自動運転EVは、既に複数の工場で完全無人運転にて実生産に使えるレベルに達している。本講演では車両や自動運転ソフト、車両管理システム、それらをサブスクで提供する“eve auto”サービスの内容や、具体的な適用事例についてお話しする。
<講演者プロフィール>
1989年3月山口大学工学部を卒業し、1989年4月ヤマハ発動機(株)に入社。技術部に所属し電子回路設計に従事。サーフェイスマウンターのモーター制御回路設計や、電動フィーダーの開発プロジェクトに従事。2012年より電動車いす、電動アシスト車いすの開発と事業推進を経験。2019年より低速車両の自動運転開発と事業推進を担当。2020年4月ヤマハ発動機(株)と(株)ティアフォーで設立した合弁会社、(株)eve autonomyにて工場自動搬送ビジネスを担当し、現在に至る。
最新AM技術による、ものづくり変革
世界で加速!デジタル・カーボンファイバー造形技術
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マークフォージド・ジャパン・3Dプリンティング(株) 日本統括責任者 トーマス パン |
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<講演内容>
マークフォージドの創立者は、世界初のカーボンファイバー3Dプリンティングを発明し、アルミの強度を超える複合樹脂パーツを造形可能にした。本講演では、日本及び世界で加速しているこの注目技術の仕組みと導入の理由や応用について解説する。
<講演者プロフィール>
1989年:米3DSystems社での3Dプリンタ素材の研究開発員。1995年:スイスCiba-Geigy社の光造形樹脂研究開発センターの技術長。2002年:スリーディー・システムズ・ジャパン(株)を設立し、代表取締役社長に就任。2010年:プロトラブズ合同会社の社長及び、米国本社ProtoLabsの執行役員。2018年:米ゼネラル・エレクトリック社、GEアディティブ事業部、日本統括責任者。2021年:米マークフォージド社の日本統括責任者に就任、現在に至る。学歴:カリフォルニア大学、物理科学学部、学士号取得。南カリフォルニア大学、高分子化学、博士号取得。
AddUpおよびミシュランが取り組むAM技術開発から商用アプリケーションまで
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日本ミシュランタイヤ(株) 研究開発本部 新規事業部 AM事業マネージャー ジャック バボ |
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<講演内容>
AMは「破壊的」イノベーションであり、プレーヤーの個別の挑戦かコミュニティの取組みかでは、技術開発と適用のスピードに大きな差がでてくる。今回は日仏両国のコンソーシアムに触れ、ヨーロッパから学んだこと、日本で挑戦する意義を問う。また、AddUpがそれらの取組みに提供する新しいテクノロジーについて紹介する。
<講演者プロフィール>
1982年、フランス出身。2008年ミシュランリサーチアジア(当時)入社、研究開発本部所属。2013年よりフランスにて先行研究プログラムに従事、ユーザーとして金属AMと出会う。2017年帰国、先行研究プログラムにて技術リーダーを務める。2020年より日本における金属積層造形の議論をリードし、2021年1月より現職。
トヨタの調達活動について
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トヨタ自動車(株) 調達本部 本部長 熊倉 和生 |
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当社では持続的な成長を目指し、自動車業界が直面する大変革期を乗り越えていくために、原価改善やサプライチェーンの強化に取り組んでいる。本講演では、当社における調達の基本的な考え方と概要について述べるとともに調達活動の具体的な取組みを紹介する。
<講演者プロフィール> 昭和60年 4月 トヨタ自動車(株)入社。平成23年 1月 同社 資材・設備調達部長。平成28年 6月 (株)豊田自動織機 常務役員。令和元年 6月 同社 執行職。令和2年 4月 トヨタ自動車(株) 調達本部 副本部長。令和2年 7月 同社 調達本部 本部長(現在に至る)
環境インパクトを低減する熱マネージメント技術
クルマの環境インパクト低減に貢献する熱マネージメント技術
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マレリ(株) グリーン・テクノロジー・システム事業部門 テクノロジオフィサ 安岡 正之 |
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<講演内容>
クルマの快適性を損なうことなく、排出ガス低減や省エネルギー化・CO2削減により環境インパクトを低減するためには、クルマで熱を合理的に使う熱マネージメント技術が重要となる。本講演では内燃機関搭載車、電気自動車の熱マネージメント技術を概説する。
<講演者プロフィール>
1989年3月大阪市立大学大学院卒業.日産自動車(株)に入社.総合研究所でパワートレインシステム及び制御技術開発に従事.2009年よりガソリンエンジンの先行開発担当.2017年旧カルソニックカンセイ(株)(現マレリ(株))に入社.技術戦略・企画を担当し,現在に至る.
AI活用・デジタル化による変革
“AIエンジニアリング” ~AIのつかいこなしと徹底活用~
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パナソニック ホールディングス(株) テクノロジー本部 デジタル・AI技術センター 所長 九津見 洋 |
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<講演内容>
本講演では、AIのものづくりへの導入のために当社でこれまで取り組んできた技術獲得や人材育成について解説する。そして、AIを活用した開発を組織能力として定着させるための「AIエンジニアリング」についての考え方や取組みについて紹介する。
<講演者プロフィール>
1994 年、京都大学工学研究科を修了後、松下電器産業(現パナソニック)入社。 中央研究所(当時)にて、AI を応用した番組レコメンド機能つきTV などを開発の後、事業部門にて世界初のネット動画対応IPTV 開発、大規模サーバシステム開発・運用、車載向けインフォテインメント機器開発を担当。 その後、同社のAI 研究開発の総本山であるAIソリューションセンターの所長を経て現職。 AI開発の責任者として社内へのAI導入を推進。
AIをはじめとしたデジタル技術による製造現場の変革
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三菱電機(株) 開発本部 役員技監 三嶋 英俊 |
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<講演内容>
デジタル化による様々な現場の変革(DX)が進もうとしている。DXは多くの技術で支えられるが、そのうちデジタル化で獲得できるデータ群を活用する、当社のAI技術ブランド「Maisart」を中心に適用技術を述べる。認識・診断、予測、最適制御などの事例を交えて紹介する。
<講演者プロフィール>
専門は人工知能と画像システムで、1986年に三菱電機電子商品開発研究所に入社。同社製作所において映像サーバー事業を立ち上げた後、同社情報技術総合研究所に異動し、AI技術、データ分析技術の研究ユニットの設立に従事し、2019年に同研究所の副所長。現在、同社開発本部の技師長です。
航空機製造業のデジタル化とDX
デジタルが変える航空機製造業の常識 ~海外航空機製造業でのDX事例~
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アクセンチュア(株) ビジネスコンサルティング本部 プリンシパル・ディレクター 航空宇宙本部日本統括 清水 健 |
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COVID19の影響と脱炭素化で新たな投資を迫られている航空機製造業界では、より“早く安く上手”な研究開発や製造・調達を進める必然性が高まっている。暗黙知が様々なところに存在し、関わる人数も多い航空機製造業では、他産業に比べデジタル活用で後れを取ってきたが、近年では猛烈な勢いでデジタル化が進んでいる。本講演では、海外OEMやTier1のデジタル化の取組みを紹介し、日本企業がとるべき方策を論じる。
<講演者プロフィール>
アクセンチュア(株)にて、主に航空宇宙やハイテク・重工業・造船業などのクライアントを対象に、全社戦略やその実行としてのDX、新規事業立案などに従事。アクセンチュア参画前は7年間、ボストンコンサルティンググループにて現在より多様な業態のクライアントを対象に、コンサルティング業務に従事。ビジネスだけでなく、テクノロジーそのものにも造詣が深く、文部科学省JSTさきがけのアドバイザーやIEEE査読委員も務める(現任)東京大学大学院工学系研究科電子工学専攻博士課程(後期)修了。
加速する製造現場の自動化
ものづくりを変えるニコンのロボットビジョン
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(株)ニコン 次世代プロジェクト本部 第二開発部長 一ノ瀬 剛 |
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現在活躍するロボットは対象物が突然倒れる、刻々と種類が変わる等の不規則状況下では物体認識力が不足し人同等の作業を任せるには至っていない。ニコンは不規則対象をも正確に捉える「動体視力」と視覚情報をリアルタイムにロボットに伝える「頭脳」を併せ持つロボットビジョンで、どのような課題を解決し新たな価値を提供できるかを紹介する。
<講演者プロフィール>
2001年4月、(株)ニコン入社。以来18年間、半導体露光装置のステージ機械設計・システム設計・新規半導体装置開発プロジェクトに従事。露光装置の機械設計部長を経て、2019年からは新規事業開発を担う次世代プロジェクト本部の開発部長に就任。光加工機開発、流体効率を高めるリブレット技術開発、ロボットビジョンシステム開発等の新規分野の開発を担当し、現在に至る。
宙への挑戦 ~信頼性と高い技術力で宇宙開発利用に貢献~
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NECスペーステクノロジー(株) 代表取締役執行役員社長 片桐 秀樹 |
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当社はNECグループの宇宙事業の一翼を担う会社として、主に人工衛星やロケットへ搭載機器の開発・製造・試験を担当している。搭載機器は地上を離れた瞬間から、過酷環境の中で保守や修理なしに、長期間、安定して動作しつづけることが求められる。高品質・高信頼なものづくりが必須であり、その開発段階から生産までの難しさと対策について「ものづくり」の視点で紹介する。
<講演者プロフィール>
1984年4月 日本電気(株)入社。衛星搭載用電子機器の開発部門にて、人工衛星や、宇宙ステーションへの搭載機器の開発に従事。以来、一貫して衛星、ロケット搭載機器の設計、管理を担当し、宇宙空間で動作する電子機器の”ものづくり”を追求。2017年6月 NECスペーステクノロジー(株)へ移籍、2021年6月より現職。
IHIグループにおける宇宙利用拡大への取組み ~人類社会の発展を目指して~
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(株)IHIエアロスペース 代表取締役社長 並木 文春 |
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宇宙利用の拡大は、人類の活動領域を飛躍的に拡げると共に、生活の質向上や社会課題の解決をはじめとして、人類社会に様々な価値をもたらしている。当社においても、技術力を活かして人類社会の発展につながる宇宙の利用拡大に挑み続けている。その取組みについて紹介する。
<講演者プロフィール>
1984年3月東京大学工学部航空学科卒業後、日産自動車(株)に入社。宇宙航空事業部へ配属後、ロケットの設計・開発に従事。2000年に営業譲渡により(株)IHIエアロスペースに移籍。その後、(株)IHI 宇宙開発事業推進部長などを経て、2021年6月現職。
生産革新・現場改革が生み出す 強い現場とは?
三菱自動車のものづくり ~人や環境の変化への対応~
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三菱自動車工業(株) 岡崎製作所長 西山 能弘 |
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温室効果ガス「0」とするカーボンニュートラル、増加する高齢者や女性が活躍出来る職場環境等、外的要因への変化が企業に求められる中、当社が考える「人や環境に優しい企業のあり方」とは何か。岡崎製作所での課題解決に向けた、ものづくり改革や生産革新・技能伝承の取組みを交えて紹介する。
<講演者プロフィール>
1986年 三菱自動車に入社。生産技術のエンジニアとして新車種の生産準備業務に携わる。タイ出向や欧米での新車種立ち上げ業務を経て、2011年にアセアン生産車種のプロジェクトマネージャとして、車種開発を推進。その後、2016年に日産との合弁会社(NMKV)の生産担当役員に就任し、軽自動車の協業を推進。2019年 生産技術本部長、2021年 岡崎製作所長を歴任し、現在に至る。
強い現場を作る「知恵と経験の交わり」 ~ピンチが既成概念を覆した、一気通貫の新たなモノづくり~
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ダイキン工業(株) 滋賀製作所 空調生産本部 滋賀製造部 モノづくり支援 専任部長 小倉 博敏 |
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2020年4月の最初の緊急事態宣言以降、品切れ続出の空気清浄機。空気質への関心は、これまで経験した事のないほど高まるばかり、お客様の声は待ったなし!!そこで世界規模の需要急増に応えるため、異例の3か月で新たに日本での生産ラインを整備した事例を紹介する。ヒト、モノ、生産エリア…経営資源の確保から始まった、前例を見ない、部門の垣根を超え、総力戦で勝ち取った即効力のあるモノづくりとは?
<講演者プロフィール>
1979年ダイキン工業(株)滋賀製作所に入社。空調生産本部に所属し、家庭用ルームエアコンの製造を中心に繁閑差の激しい市場に対して、現場力を高める為のモノつくりに携わってきた。現在は家庭用、一部業務用空調機含めての生産活動全般に携わり、PDS(ダイキン流モノつくり)をベースとする徹底したムダ排除による原価低減活動を愚直に進める中、グローバル拠点を支えるマザー工場としての役割を担う中、人の持つ可能性を最大限に引き出す仕組み・仕掛けつくりを中心に、国内外の人材育成も同時に行ないながら、強い現場つくりに邁進する。
モビリティ開発の今を学ぶ!
デンソー、J-QuADにおけるAD・ADAS開発の状況
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(株)デンソー モビリティエレクトロニクス事業グループ 執行幹部 (株)J-QuAD DYNAMICS 代表取締役社長 隈部 肇 |
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<講演内容>
CASE時代に向けた、AD・ADASに対するデンソーの取組み、特に統合システムのソフト開発をリードするトヨタグループの4社からなるJ-QuAD DYNAMICSの「良いハードウェアを活かしたソフトウェアによる価値創出」への取組みを紹介する。
<講演者プロフィール>
1986年4月 日本電装(株)(現(株)デンソー) 入社。2009年6月 電子PF開発部 部長。2012年1月 研究開発1部 部長。2013年7月 走行安全事業部 担当部長。2014年1月 常務役員 就任。アドバンストセーフティ事業部(エレクトロニックコントロールコンポーネント部)担当。2018年4月 常務役員 技術開発センター(先進モビリティシステム開発部・R&D Tokyo) 機械・エネルギー開発部・先端技能開発部 担当。2019年1月 常務役員 技術開発センター(先進モビリティシステム開発部・R&D Tokyo) 機械・エネルギー開発部、先端技能開発部 モビリティシステム事業グループ:ADソフト新会社準備室 担当。2019年4月 (株)J-QuAD DYNAMICS 代表取締役社長(CEO)就任。(株)デンソー 執行職 技術開発センター(先進モビリティシステム開発部・R&D Tokyo総括室・先進モビリティ戦略室) 機械・エネルギー開発部、先端技能開発部 担当。2020年1月 (株)J-QuAD DYNAMICS 代表取締役社長(CEO)(株)デンソー 執行職 技術開発センター(R&D Tokyo総括室) 先進エネルギシステム開発部・先端技能開発部。2020年7月 (株)J-QuAD DYNAMICS 代表取締役社長(CEO)(株)デンソー 執行職 モビリティシステム事業グループ AD&ADAS事業部 担当。2021年1月 (株)J-QuAD DYNAMICS 代表取締役社長(CEO)(株)デンソー 執行幹部 モビリティシステム事業グループ AD&ADAS事業部 担当 ウーブン・プラネット・ホールディングス(株) ウーブン・コア(株) 取締役 就任。2021年4月 (株)J-QuAD DYNAMICS 代表取締役社長(CEO)(株)デンソー モビリティシステム事業グループ 執行幹部 ウーブン・プラネット・ホールディングス(株) ウーブン・コア(株) 取締役。2021年6月 (株)J-QuAD DYNAMICS 代表取締役社長(CEO)(株)デンソー 執行幹部 モビリティシステム事業グループ AD&ADAS事業部 システム開発担当 ウーブン・プラネット・ホールディングス(株) ウーブン・コア(株) 取締役。2022年1月 (株)J-QuAD DYNAMICS 代表取締役社長(CEO)(株)デンソー モビリティエレクトロニクス事業グループ 執行幹部 ウーブン・プラネット・ホールディングス(株) ウーブン・コア(株) 取締役。
ジヤトコのモノづくりへの挑戦 ~イノベーションで未来のモビリティを切り拓く~
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ジヤトコ(株) 常務執行役員 開発部門担当 山本 清成 |
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<講演内容>
当社は、トランスミッションメーカーとして、モノづくりを革新し続け、AT・CVT、ハイブリットトランスミッションまで幅広い商品を送りだしてきた。これまでの当社のモノづくりの挑戦の歴史を紹介するとともに、今自動車業界が大変革期を迎える中で、当社の未来に向けた取り組みを紹介する。
<講演者プロフィール>
1985年4月 日産自動車(株)に入社。パワートレイン設計エンジニアとしてキャリアをスタート。2006年より、Chief Powertrain Engineer 、その後 パワートレイン製品開発部長として、ドライブトレイン開発をリード。 2015年4月ジヤトコ(株)に入社し、2018年4月よりVPとしてプロジェクトマネジメントに従事。2019年4月より現職の常務執行役員として開発部門を担当し、現在に至る。
経済産業省が進めるカーボンニュートラル政策の取組みについて
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経済産業省 産業技術環境局 環境経済室長 梶川 文博 |
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2050年カーボンニュートラルの目標実現にあたって、官民が炭素中立型の経済社会に向けた変革の全体像を共有し、新しい時代の成長を生み出すエンジンとしていく必要がある。経済産業省による気候変動政策の最新動向や今後の方向性について、製造業界に向けたカーボンニュートラルへの取組方法や支援策も交えながら、紹介する。
<講演者プロフィール>
2002年、経済産業省に入省。中小企業金融、IT政策、デザイン政策、経済成長戦略の策定、産業競争力強化のための人材育成・雇用政策、省内の人事企画・組織開発、ヘルスケア産業育成、マクロ経済の調査分析等を経て、現職。一般社団法人FCAJの理事も兼務。
IT部門トップが語る、DX改革・デジタル化の最前線
マツダの考えるデジタル化とDXについて
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マツダ(株) 常務執行役員 MDI&IT担当 木谷 昭博 |
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<講演内容>
デジタル化・DX化を実現するために、今求められる思考・体制構築・人材育成とは?マツダデジタルイノベーション(MDI)の進化事例をベースに、デジタル化及びDX成功の考え方と課題について、推進リーダーの視点から紹介する。
<講演者プロフィール>
CAD/CAM/CAEの開発に携わってきた経験を活かし、マツダの全社デジタル革新プロジェクトであるマツダデジタルイノベーション(MDI)の企画・推進を担当。ITの進化、お客様ニーズの多様化に伴い、開発からお客様まで全てを繋げることで、業務・ビジネス革新に取り組み、現在に至る。
イノベーション志向経営 ~コニカミノルタのDXで改革を~
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コニカミノルタ(株) 常務執行役 DX改革・CIO 市村 雄二 |
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<講演内容>
コロナ禍前からデジタル社会の到来とVUCAな事業環境の中で、日本企業の復活に最も欠けているものは「イノベーション」だと捉え、それを支えるカルチャー(文化)の大変革を踏まえた「イノベーション志向経営」を掲げている。DXも経営戦略そのものといえる今、重要となる人や文化まで含めた活動、進捗・変更管理のマネジメント含め、当社の取組みを紹介する。
<講演者プロフィール> 大手グローバルIT企業にて国内外の営業・企画・事業開発・ベンチャー投資に携わった後、2012年にコニカミノルタ入社。M&A やトランスフォーメーションを進めITサービス事業強化や全社の事業開発を担当する。2015年に執行役、2018年には常務執行役に就任。現在は、デジタル技術とデータを活用し、コニカミノルタグループの業務プロセス、事業のオペレーション及び働き方変革などの「DX改革」をグローバルに統括、マネジメントしている。「イノベーション志向経営」に関する外部講演多数。
「安心と愉しさ」を高めるSUBARUの感性質感開発 ~運動性能モデルベース開発の取組み~
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(株)SUBARU 技術本部 車両運動開発部 主査 林 憲孝 |
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自動車は移動の道具ではあるが、運転する愉しさ、安心感や移動の心地良さなど、感性に訴える性能も大切な商品力の一つである。これらの数値化が難しい領域について、SUBARUは最新技術を用いて性能向上に取り組んできた。本講演では、この「感性質感」に関するモデルベース開発を紹介する。
<講演者プロフィール>
2002年、富士重工業(株)に入社。スバル技術研究所に所属し、運動性能に関するボディ剛性の解明や、ドライバ運転モデルの開発に従事。2008年からスバル技術本部にて量産開発の運動性能CAEを統括。現在は車両運動開発部にて、運動性能に関するモデルベース開発を推進している。
開発プロセス改革
データ活用による開発プロセスの改革
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ブラザー工業(株) プリンティング&ソリューションズ事業 LE開発部 主任研究員 井上 雅文 |
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「構想→設計→評価」という一般的な開発プロセスにおいて、問題発生が開発ステージ後半ほど問題解決が困難になるケースがある。今回、当社のレーザープリンター開発で実施した「開発プロセス」×「データ活用」による問題発生未然防止効果を紹介する。
<講演者プロフィール>
1998年4月、自動車部品メーカの関連会社に入社。その後、2008年1月、ブラザー工業(株)に転職。2008年4月よりカラーレーザープリンターの紙送り機構の開発に一貫して従事。2016年より製品開発にデータ活用を組み合わせ、開発プロセスの改善活動を推進し現在に至る。
人材育成
パナソニックにおけるモノづくり人材の育成
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パナソニック オペレーショナルエクセレンス(株) モノづくり研修所 所長 廣田 亮治 |
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<講演内容>
当社は22年4月より持ち株会社制へと移行する。新たな体制の基、全社が目指すモノづくりの方向、そしてこれを受けてのモノづくり人材育成体系について紹介する。また具体事例として、学校教育、モノづくり基盤強化、幹部開発、公開研修の4点にふれる。
<講演者プロフィール>
1989年3月、国立広島大学工学部卒業。現在のパナソニック(株)に入社し、ビデオ事業工場部門に配属となる。以来、海外赴任も経験しながら一貫して工場でのモノづくりキャリアを積み上げる。前職は国内洗濯機生産拠点にて工場長を担当。2021年10月よりモノづくり研修所を担当し、現在に至る。
PLMを軸とした業務改革
PLMによるデータ連携が導く業務改革 ~コロナ下も進化する「全体最適」「チームプレー」とは?~
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(株)IHI 資源・エネルギー・環境事業領域 デジタルトランスフォーメーション推進部 主査(課長) 盛田 貴史 |
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<講演内容>
当部門では、日常業務で得られたデータ等を知らぬ間にPLMに蓄積。それらビッグデータは知らぬ間に網の目のように連携され、組織・距離の壁を越え共有される。業務プロセスの急激な変化が求められるコロナ下において、データ連携なく、部分的な対策で乗り切れるだろうか?本講演では、PLMを軸に我々が今まで実現してきた業務改革を実例を交えながら紹介する。
<講演者プロフィール>
1998年:石川島播磨重工業(株)(現(株)IHI)に入社。環境・プラント設備の設計業務で使用するシステム開発に従事。2013年:PLMによる業務改革推進チームに加入し、社内で運用しているIPMS(IHI Project Management System)の開発、運用及びそれに伴う業務改革推進のIT担当として取り組んでいる。
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