

概要
2022年 関西展のセミナー申込みは終了しました

Hondaのコア技術を生かした新領域へのチャレンジ
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(株)本田技術研究所 常務執行役員 先進技術研究所 担当 小川 厚 |
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<講演内容>
Hondaは、「カーボンニュートラル」と「事故ゼロ」を目標に掲げるとともに「新領域へのチャレンジ」に取り組んでいる。これらの実現に不可欠なのが、燃焼・電動・制御・ロボティクス技術といったHonda独自のコア技術である。その強みを活かし、新たなモビリティ領域である、再使用型の小型ロケットやeVTOL(電動垂直離着陸機)、アバターロボットにおいても、すべての人に“生活の可能性が拡がる喜び” を提供していく。
<講演者プロフィール>
1998年、本田技研工業(株)に入社。本田技術研究所和光基礎技術研究センターに配属後、HondaJetの空力性能や、高効率エンジン、F1の空力性能などの開発に従事。2005年に四輪開発センターに異動し、量産車やレーシングカーの空力開発を経て、2019年に先進技術研究所上席研究員に就任。2020年に執行役員、先進技術研究所所長に就任。2022年、常務執行役員就任。現在に至る。

キヤノンメディカルシステムズにおける医療機器・医療情報ソリューションの研究開発
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キヤノンメディカルシステムズ(株) 研究開発センター 所長 古賀 章浩 |
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<講演内容>
医療ニーズや社会課題・要請を踏まえて、画像診断機器メーカの役割と当社が課題解決に向けて取り組む現状と将来展望を、CTやMRIをはじめとする医用画像診断システム、医療・ヘルスケアIT、および体外診断システム等における事例をあげながら、昨今のAI技術進展も踏まえた各種法規対応など医療機器開発に求められる、R&D戦略を中心に紹介する。
<講演者プロフィール>
1993年、(株)東芝に入社、研究開発センターの機械・システムラボラトリ―に所属し、旧通産省国プロ「マイクロマシンプロジェクト」をはじめとしたMEMS(Micro Electro Mechanical Systems)技術の研究開発に従事。2007年、研究開発センターの企画グループに異動し、研究企画・立案業務に従事。2011年、研究開発センターの機械・システムラボラトリ―に異動し、室長として新規研究テーマの創出(例:メディカル分野でのシミュレーション技術活用や、社会インフラ機器へのヘルスモニタリング技術等)を推進。2014年、新設された社内カンパニーの「ヘルスケア社」に異動。2016年、キヤノンメディカルシステムズ(株)に異動し、現在は研究開発センター所長として、研究開発を推進。博士(工学)。
品質維持・向上のための計測管理とその活用
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(一財)日本品質保証機構 常務理事 計量計測部門 部門長 片桐 拓朗 |
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<講演内容>
社会におけるグローバルな取引が拡大する中で、製品の品質についての要求も高まっている。製品仕様・品質が実現されていることの確認には、製品の測定による評価・検証が必要不可欠である。本講演では、その測定結果の正しさを担保するために重要なことは何であるかを、測定器の校正を含めた精度確保の側面から紹介する。
<講演者プロフィール>
1985年 (財)機械電子検査検定協会(現 (一財)日本品質保証機構)に勤務。計量器・計測器の検定・校正業務に従事。2005年 ISO/IEC 17025認定校正ラボの品質管理責任者、2014年 計量計測センター事業所長、2015年 計量計測部門長、2021年より現職。計測標準フォーラム代表。
テクノロジーの観点で読み解く調達・購買の課題と未来
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キャディ(株) CTO 小橋 昭文 |
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<講演内容>
モノづくり産業のポテンシャルを解放するをミッションに掲げるスタートアップである当社。人工知能など最先端のIT技術を活用した自社内および顧客のQCD改善事例や、製造業の最重要データ「図面」活用を軸にした調達購買の未来像を語る。
<講演者プロフィール>
スタンフォード大学・大学院にて電子工学を専攻。世界最大の軍事企業であるロッキード・マーティン米国本社で4年超勤務。ソフトウェアエンジニアとして衛星の大量画像データ処理システムを構築し、JAXAやNASAも巻き込んでの共同開発に参画。その後、クアルコムで半導体セキュリティ強化に従事した後、アップル米国本社に就職。ハードウェア・ソフトウェアの両面からiPhone、iPad、Apple Watchの電池持続性改善などに従事した後、シニアエンジニアとしてAirpodsなど、組み込み製品の開発をリード。2017年11月に、キャディ(株)を加藤と共同創業。
電子機器・機械製品のライフサイクル全体にわたる「ものづくり支援」の動向と事例
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JOHNAN(株) 代表取締役社長兼CEO 山本 光世 |
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<講演内容>
ODM/EMSは、今後も世界的に伸びて行く事が予想されている。“開発”ではオープンイノベーションや非コア領域のアウトソーシング化が進展し、“製造”では地政学的な変化伴う製造委託先の変化等が生じている。本講演では、“製品のライフサイクル(PoCからメンテナンスまで)の切り口”でODM/EMSを捉え、その動向と当社の取り組み及び目指す姿を紹介する。
<講演者プロフィール>
ベンチャー支援会社にて経営コンサルティング、新事業開発支援を経験。その後、JOHNAN(株)にて、国内外の企業との業務資本提携や新規事業投資、組織文化改革に従事。受託製造ビジネスモデルから、スタートアップ企業や大手メーカーのR&D部門など様々な企業規模・部門を対象としたODM/OEMを行うアクセラレーターとしての製品化支援ビジネスモデルへの変革を主導している。
一般社団法人京都試作ネット 副代表理事 京都大学経営管理大学院 経営研究センター特命教授
University of Michigan, MBA and MS
同志社大学 神学部
しなの富士通のEMS事業への取り組み
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(株)しなの富士通 代表取締役社長 田中 勝彦 |
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<講演内容>
近年の製造業は、新型コロナウイルスや米中貿易摩擦、英国のEU離脱、保護主義の高まり等による世界経済での不確実性を背景にサプライチェーンの再構築や強靱化が必要になっている。当社はお客様にEMSというサービスをご提供することで、お客様の「モノづくり」をサポートさせていただいている。本講演では、EMS業界のトレンドなどを紹介すると共に、当社のEMSの取り組みなどについて、事例を交え紹介する。
<講演者プロフィール>
1986年、(株)しなの富士通入社後、出向により6年間富士通(株)で生産技術業務に従事。
その後、帰任となり生産技術/EMSビジネス業務に従事。
2000年富士通コンポーネント(株)タッチパネル開発設計業務に従事。
2008年~2014年、台湾にあるタッチパネル関連企業の技術顧問として出向。
同年に帰任し、富士通コンポーネント(株)タッチパネル統括部プロジェクト部長に就任
2019年に統括部長兼(株)しなの富士通主席部長に就任。2020年、(株)しなの富士通の代表取締役社長に就任と同時に富士通コンポーネント(株) 複合カンパニー副カンパニー長に至る。
製造業×DX 新たな価値創造への挑戦
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(株)ミスミグループ本社 常務執行役員 ID企業体社長 吉田 光伸 |
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<講演内容>
国の基幹産業である製造業は国際競争力も高く強靭な産業でありながら、一方で多くの課題を抱えている。本講演では新たな価値創造におけるプロセス、発想の転換やオープンイノベーションの手法等を紹介するとともに、目指す未来の製造業の姿について語る。
<講演者プロフィール>
国内事業、海外事業、新規事業を経てオンライン機械部品調達サービス「meviy」(メビー)を展開。権威ある10個の受賞に加え国内シェアNo.1を獲得、製造業におけるデジタルトランスフォーメーションを牽引する。ミスミ入社前は、国内大手通信会社、外資系大手ソフトウェアベンダに籍を置き、インターネット黎明期からデジタルを活用した新規事業の立ち上げ・事業拡大に数多く携わる。
AMはDfAMと品質保証が全て
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三菱重工業(株) 総合研究所 フェローアドバイザー 石出 孝 |
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<講演内容>
AMに関する興味は少しずつ増加しているものの、導入・実用化は欧米に比べ周遅れの状況。日本のモノヅクリがAM推進に舵を切らないと各事業分野で世界との競争に大きく遅れを取ってしまう。この状況を当社の例で説明するとともに、DfAMが如何に製品性能を向上するかを実例で示す。一方、AMは簡単に造形した製品が使える訳ではないことを原料の粉、造形プロセス、インプロセス検査等を含む品質保証の面から示し、この手間を乗り越えて初めて他社に勝る製品性能を得る事ができる事を示す。
<講演者プロフィール>
1982年大阪大学修士課程修了後、1994年工学博士取得。1982年に三菱重工業(株)へ入社し高砂研究所 配属、2010年技術本部先進技術研究センター長へ就任。2014年技術統括本部名古屋研究所長を務め2015年執行役員フェロー就任。2019年役員退任後、総合研究所フェローアドバイザーに至る。
AMを活用したものづくり革新に向けて ~Kansai-3D実用化プロジュクトのこれまでと今後について~
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経済産業省 近畿経済産業局 地域経済部 次世代産業・情報政策課 課長補佐 砂川 由佳 |
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(一社)日本AM協会 専務理事 澤越 俊幸 |
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<講演内容>
海外で活用が進むAM(3Dプリンティング)を国内でも普及促進させるため、2019年経済産業省近畿経済産業局は「Kansai-3D実用化プロジェクト」を立ち上げ、ものづくり企業に対してAMプロセスの知見獲得や体験実証支援を行ってきた。本年3月に設立された(一社)日本AM協会に、本プロジェクトの主体を移行し、民間主導で活動の場を広げている。本講演では、国内でのAM普及に向けて、これまでの取組内容やその成果等について紹介する。
<砂川氏 プロフィール>
平成13年入局。知的財産室、国際事業課、産業技術課等において様々な業種の企業支援を担当。
令和3年7月から次世代産業・情報政策課に着任。
<澤越氏 プロフィール>
1985年3月 立花商会(現:立花エレテック)入社
2013年10月 AMビジネス担当
2014年2月 3Dものづくり普及促進会設立(事務局担当)
2022年3月 (一社)日本AM協会設立(専務理事) 現在に至る

我が国の医療機器・ヘルスケア分野の取組みと方向性 ~日本の技術を、いのちのために。~
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国立循環器病研究センター 名誉所員/(国研)日本医療研究開発機構 医療機器・ヘルスケアプロジェクト プログラムディレクター 妙中 義之 |
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<講演内容>
健康・医療戦略に基づいた医療機器・ヘルスケアのイノベーションに対する我が国の支援は著しく強化されてきている。研究活動や技術、企業力を活かす観点から、本講演では、医工・産学官連携のポイントや、成功のための要点などについて述べる。
<講演者プロフィール>
1976年 阪大医学部卒。同年同大第一外科入局。大阪厚生年金病院、大阪府立病院を経て、'80年 国立循環器病センター人工臓器部研究員。米国ユタ大、米国テキサス心臓研究所に留学。
帰国後、国立循環器病センター研究所 人工臓器部室長、部長を経て、'07年より研究所副所長。'10年から研究開発基盤センター長を併任、'17年に定年退職。30年にわたり最先端の人工肺、人工心臓開発に取組む。
'09年に「日本の技術をいのちのために委員会」を設立。ものづくり企業の製造技術を医療機器の開発に役立てる活動を支援し、幅広く提言活動を行っている。'15年から日本医療研究開発機構、医工連携事業化推進事業のプログラムスーパーバイザー。'20年から医療機器・ヘルスケアプロジェクトのプログラムディレクター。産学官連携功労者表彰、科学技術分野の文部科学大臣表彰など各賞受賞。
厚生労働省における医療機器政策の動向
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厚生労働省 医政局 医薬産業振興・医療情報企画課 医療機器政策室 室長 鶴田 真也 |
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<講演内容>
当省では、関係省庁と連携しながら、医療機器産業の振興策に取組んでいる。プログラム医療機器の研究開発の促進や安定供給等の近年の医療機器産業における論点を踏まえ改定した「国民が受ける医療の質の向上のための医療機器の研究開発及び普及の促進に関する基本計画」等、当省の取組みを紹介する。
<講演者プロフィール>
平成21年4月、厚生労働省入省。平成31年7月、厚生労働省から奈良県庁へ福祉医療部 医療政策局長として出向。令和3年9月、厚生労働省 健康局健康課予防接種室長。令和4年6月、厚生労働省 医政局医薬産業振興・医療情報企画課 医療機器政策室長(現職)。
eve autonomyの自動運転EVが実現する世界 ~自動運転レベル4による屋内外自動搬送~
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(株)eve autonomy 代表取締役 CEO 米光 正典 |
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<講演内容>
当社は「今日から自動化。」を合言葉に、誰にでも簡単に使える自動搬送サービスを目指し、ヤマハ発動機とティアフォー2社の合弁会社として2年半前に設立された。新たに開発した自動運転EVは、既に複数の工場で完全無人運転にて実生産に使えるレベルに達している。本講演では車両や自動運転ソフト、車両管理システム、それらをサブスクで提供する“eve auto”サービスの内容や、具体的な適用事例についてお話しする。
<講演者プロフィール>
1989年3月山口大学工学部を卒業し、1989年4月ヤマハ発動機(株)に入社。技術部に所属し電子回路設計に従事。サーフェイスマウンターのモーター制御回路設計や、電動フィーダーの開発プロジェクトに従事。2012年より電動車いす、電動アシスト車いすの開発と事業推進を経験。2019年より低速車両の自動運転開発と事業推進を担当。2020年4月ヤマハ発動機(株)と(株)ティアフォーで設立した合弁会社、(株)eve autonomyにて工場自動搬送ビジネスを担当し、現在に至る。
CASE² 製造業が顧客と繋がり続けるためのループ
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(株)セールスフォース・ジャパン 常務執行役員 ソリューション・エンジニアリング統括本部 製造ソリューション本部 本部長 兼 関西・韓国リージョン担当 高野 忍 |
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<講演内容>
DXに成功している製造企業の共通項。それは、製品中心のアプローチから、顧客を中心としたアプローチに切り替え、顧客エンゲージメント・ループを継続して回していることである。本セッションでは、このループを、4つのポイントから紹介する。製造業におけるDXプロジェクトの具体的な進め方と、デジタルテクノロジーが創る、新しい世界をご確認ください。
<講演者プロフィール>
大手製造業、通信業、Software AG(旧webMethods)を経て、2012年セールスフォース・ドットコム入社。大手製造業のお客様を担当する製造ソリューション本部をリードし、お客様の新たな取り組みを支援している。また、2018年からSalesforce Koreaのソリューション・エンジニアリング部門も兼任し、日本のみならず、韓国のお客様への提案にも尽力している。
マイクロソフトの製造業への取組み ~インダストリアル メタバースの例など~
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マイクロソフト コーポレーション 製造インダストリー ディレクター 濱口 猛智 |
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<講演内容>
製造業におけるデジタル革新はコロナ禍で加速しており、デジタルツイン技術の活用は様々な仕組みの変革を起しつつある。本セッションでは、デジタルツインとAIやコミュニケーション技術を組合わせることで実現するインダストリアル メタバースの例など、ものづくりの現場を変革する取組みを紹介する。
<講演者プロフィール>
マイクロソフト コーポレーションの製造・サプライチェーン部門で日本での戦略展開、ソリューション開発などを担当する。新日本製鐵でプラント制御システム構築に携わり、設計からSCMソリューションまで様々なプロジェクトを経験。マイクロソフトでは、OPCなどの業界標準活動、製造ソリューション開発、顧客プロジェクトを推進してきた。マイクロソフトとAWSで業種ビジネス開発チームの日本でのリードも経験している。製造業向けのソリューション開発経験を20年以上持ち、最近はマイクロソフトの本社を繋ぐプロジェクトに携わり、日本の製造業のDX推進を行っている。
マツダのモノ造り ~フレキシブル生産の進化を可能とする生産ビルディングブロック構想~
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マツダ(株) 取締役専務執行役員 品質・購買・生産・物流・カーボンニュートラル統括 向井 武司 |
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<講演内容>
CNやCASEへの対応という大変革期の中、マツダでは「既存の生産資産を大切にし、更に新しい資産をブロックとして積み上げること」で、クルマの変化に適応しながら、準備期間・投資等を極小化できるよう、生産のフレキシビリティを進化させている。その構想と事例を紹介する。
<講演者プロフィール>
1986年マツダ(株)に入社。'06年車両技術部長、'10年オートアライアンス タイランド副社長、'13年防府工場副工場長に就任。その後、'15年執行役員 防府工場長、'16年執行役員 グローバル品質担当、'18年常務執行役員 グローバル品質担当、コスト革新担当補佐、'21年専務執行役員 品質・購買・生産・物流統括、コスト革新担当を経て、’22年より、現職。マツダのモノ造り革新活動を日々推進している。
オリンパスのデジタルモノづくり ~「人のモノづくり」と「技術のモノづくり」の融合~
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オリンパス(株) 執行役員 製造担当役員 製造機能長 江口 和孝 |
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<講演内容>
オリンパスでは「世界の人々の健康と安心、心の豊かさの実現」を経営理念とし、医療用内視鏡や処置具を世の中に提供している。現在、デジタルマニュファクチャリング戦略を掲げ、その中でIT領域とOT(オペレーションテクノロジー)領域両方のデジタル化の緊密な連携を進めている。個々の作業・個々の工程のデジタル化の事例紹介、また、IT領域へのデータ連携の事例を紹介する。
<講演者プロフィール>
1984年にオリンパス光学工業(株)(現オリンパス(株))に入社し、工場及び本部機能の品質部門で医療機器の新製品品質評価、苦情処理、品質保証体制の構築業務に従事。2002年にオリンパスヨーロッパに駐在し、医療サービスの修理技術のグローバルネットワーク、標準化の強化を推進。2016年に全社製造統括機能に異動し、現在に至る。
ダイキン工業のDXの取り組み ~モノからモノ+コトへの挑戦~
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ダイキン工業(株) 執行役員 DX戦略推進 担当 経営企画室長 植田 博昭 |
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<講演内容>
ダイキン工業は機器売り、つまり「モノ」事業が得意な企業である。「モノ」から「コト」の時代と言われて久しいが、当社は、デジタル人材を育成し、データを活用することで「コト」を提供し、更に「モノ」を進化させていく「モノ+コト」事業の進化を目指している。本講演ではその取り組みについて、事例を交えて紹介する。
<講演者プロフィール>
大阪大学大学院工学研究科 機械工学専攻卒。1997年ダイキン工業(株)に入社(住宅空調生産本部 設計部)、空調生産本部 小型RA商品グループを経て、2012年経営企画室 技術企画担当課長。2017年経営企画室 技術企画担当部長、2020年執行役員 経営企画室長。今日まで商品企画や戦略企画など、主に企画系の業務に従事。現在は、DX戦略推進も担う。
デジタルを前提に現状を再構築する ~DXとソフトウェアファーストとアジャイルをまとめて考える~
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(株)デンソー 執行幹部 研究開発センター クラウドサービス開発部長 成迫 剛志 |
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<講演内容>
近年、多くの企業がDX、ソフトウェアファースト、そしてアジャイルへ取り組んでいると思うが、この3つの単語が目的化してしまい、それぞれ個別の取り組みとなってしまっているケースがあるのではないだろうか?本講演ではこの3つをまとめて考える。
<講演者プロフィール>
明治大学経営学部卒業。日本IBMでのデーターベーススペシャリストの後、伊藤忠商事に転じ、オープンシステム化、正歴2000年対応やインターネット関連ビジネスの立ち上げなどに携わる。2005年に香港に駐在、伊藤忠商事のIT事業会社の社長に就任し、アジア地域のITビジネスを展開。帰国後はSAPジャパン、北京大学方正集団、ビットアイルエクイクスなど国内外のIT企業の役員を歴任し、2016年8月にデンソー入社。コネクティッドカー時代のIoT推進を担当し、2017年4月にデジタルイノベーション室を新設し、同室長に就任。2018年4月新設のMaaS開発部長を経て、2021年1月から執行幹部・クラウドサービス開発部長。
経済産業省が進めるカーボンニュートラル政策の取組みについて
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経済産業省 産業技術環境局 環境政策課 環境経済室 企画官 内野 泰明 |
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<講演内容>
2050年カーボンニュートラルの目標実現にあたって、官民が炭素中立型の経済社会に向けた変革の全体像を共有し、新しい時代の成長を生み出すエンジンとしていく必要がある。経済産業省による気候変動政策の最新動向や今後の方向性について、製造業界に向けたカーボンニュートラルへの取組方法や支援策も交えながら、紹介する。
<講演者プロフィール>
平成16年、経済産業省入省。令和3年4月から現職。地球温暖化対策法、J-クレジット制度、カーボンニュートラルに向けた中小企業政策等を担当。
「空飛ぶクルマ」(eVTOL)をめぐる世界の動向
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テトラ・アビエーション(株) 代表取締役 中井 佑 |
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<講演内容>
米国で毎年開催されている世界最大級の航空機の見本市であるAirVentureOshkosh2021に出展し、eVTOLとしての予約販売を開始した同社。世界のeVTOL開発者との交流、顧客・メディアとの交流を通じた世界のeVTOLをめぐる動向について、最新事例を交えながら解説する。
<講演者プロフィール>
東京大学 博士課程に在学中に一人乗りの「空飛ぶクルマ」の設計コンテストGoFlyに応募し、2018年6月1次審査のデザインで上位10名に選ばれ賞金獲得、起業。2020年2月GoFlyFinalFlyoffにて唯一の賞金獲得。現在も資金調達を行ないながら、100kmを30分で移動する空飛ぶクルマを開発中。2021年7月米国で行われた世界最大級の航空機イベントであるオシュコシュエアベンチャーにて新機種を発表し、予約販売を開始。2022年もさらなる顧客獲得を目指しオシュコシュエアベンチャーに出展。
空の移動革命への挑戦 ~日本発 空飛ぶクルマと物流ドローンの開発~
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(株)SkyDrive アカウントプランナー 羽賀 雄介 |
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<講演内容>
モビリティ分野の新たな動きとして、世界各国で空飛ぶクルマの開発が進んでいる。有人飛行に成功した当社の空飛ぶクルマは、日本初・発の技術の結集で開発を進めてきた。空飛ぶクルマや取り巻く環境、2025年度の実用化に向けた機体の特徴、今後の課題や取組みについて紹介する。
<講演者プロフィール>
2009年慶應義塾大学卒業後、三菱商事に入社。東南アジアでの自動車販売事業(含む海外駐在1年半)、及び国内外での宇宙航空分野における新規事業開発・スタートアップ投資事業に従事。2020年9月SkyDrive入社。
エンジニアリングチェーンにおけるCAE活用事例とこれからのCAE×AI活用法
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オムロン(株) グローバル購買・品質本部 品質技術室 工程品質技術部 兼 技術本部 デジタルデザインセンタ 技術専門職 技術士(機械部門) 岡田 浩 |
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<講演内容>
当社では、フロントローディング開発・製品の設計上流での品質作り込みに向けたCAE/最適化システムの活用法構築・人財育成を実践している。また将来に向け、AIとCAEを用いた技術向上を考えている。今回は、CAEの活用事例と新たな技術革新・設計上流でのDXの活用について、推進体制と取組み状況を紹介する。
<講演者プロフィール>
2020年まで、機械系CAE社内活用推進、技術戦略を検討し、並行して、2005年度からは、新工法実現のための生産技術開発「基板実装工程における部品・はんだ等の機械的不良対策」「樹脂封止・接着工法検討」などに従事しました。現在は、弊社製品の品質改善と設計の標準化、CAE/最適化システムの活用推進・人財育成に従事しています。所属学会は、日本機械学会(計算力学部門(運営委員)、材料力学)、日本技術士会、NPO法人“CAE懇話会” (関西支部幹事)。所持資格は、技術士(機械部門)、機械設計技術者(1級)。
著書として、「AIとCAEを用いた実用化設計」「CAEを使いこなすために必要な基礎工学!」「設計検討ってどないすんねん1,2」他があります。
メタマテリアルを活用した製造業設計DX
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Nature Architects(株) 代表取締役 CEO 大嶋 泰介 |
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<講演内容>
当社はメタマテリアルと呼ばれる従来の物理機能を凌駕する構造(幾何構造)の自動設計技術:DFMを活用した設計支援を行っている。本講演では当社が展開する技術やビジネスを説明しその後、実践的な設計DX事例を紹介する。
<講演者プロフィール>
東京大学総合文化研究科広域科学専攻広域システム科学系博士課程単位取得退学。独立行政法人日本学術振興会特別研究員(DC1)、筑波大学非常勤研究員などを経て、2017年5月にNature Architectsを創業。メカニカル・メタマテリアル、コンピュテーショナルデザイン、デジタルファブリケーションの研究と、物質の弾力や変形を計算し、幾何構造によって自在に設計・製作・制御するための技術開発に従事する。
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