

Hondaにおける航空用パワーユニット開発への挑戦
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(株)本田技術研究所 先進パワーユニット・エネルギー研究所 兼 本田技研工業(株) 航空エンジン事業部 フェロー 輪嶋 善彦 |
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講演内容
Hondaは、1986年よりジェットエンジン開発に取り組み、GE社と共同開発したHF120は現在HondaJetに搭載され、市場からの信頼を勝ち取った。次の挑戦は、Hondaの電動化技術を活かした“ガスタービン・ハイブリッドシステム”の創造。Hondaが開発する“eVTOL” に実装し安全性や環境性・利便性に優れた新たなモビリティエコシステムを実現させ、“生活の可能性が拡がる喜び” を提供する。
講演者プロフィール
1987年 本田技研工業(株)入社。本田技術研究所 和光研究センターに配属後、自動車の軽量化研究を担当。1990年から航空機エンジンの研究開発に従事。2003年 HondaJet実験機に自社開発エンジンHF118-2を搭載し、Honda単独での初飛行に成功。2013年 GEとの共同開発によるHF120のFAA型式認定を取得し、念願の航空エンジン事業への参入を果たす。2015年 航空機エンジンR&Dセンター 執行役員に就任。2020年 先進パワーユニット・エネルギー研究所 兼 本田技研工業 航空エンジン事業部 フェローに就任。現在に至る。
理論値生産活動とデジタル手段で新価値を生み出すValue Innovation Factory ~国内外・取引先展開~
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ヤマハ発動機(株) 生産技術本部 設備技術部長 茨木 康充 |
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講演内容
”廉価・汎用・教育”のコンセプトでDX技術の手の内化を進めてきた。モノづくり競争力を高める理論値生産活動とデジタルを使いこなす現場”発”ハイブリッド人財育成を社内留学制度として体系化し、”人”が主役となりモノづくりに新価値を創造するValue Innovation Factoryの活動をグローバル事例交えて報告する。
講演者プロフィール
1999年4月 ヤマハ発動機に入社 製造技術部門、海外生産企画部門を経て2007年より インドに駐在し事業企画業務に従事。 2013年日本帰任後、生産課長、SCM管理部門グループリーダーを経て2018年から製造DX技術開発に携わり、2019年7月より現職 設備技術部長 現在に至る。
三菱重工業における宇宙事業への取組み ~ロケット開発、打上げ作業の現場より~
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三菱重工業(株) 防衛・宇宙セグメント 宇宙事業部長 田村 篤俊 |
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講演内容
安全保障、通信、気象、防災から農業、漁業、林業へと応⽤分野を広げつつある宇宙分野だが、それを支える基本インフラとして輸送系の役割は重要。変化が激しい世界情勢にどう対応するのか、新しい技術の取り組みと共に、高い信頼性の継続が大切である。H-Ⅱ、H-ⅡA/Bと受け継がれ進化してきた信頼性を新しい基幹ロケットH3へ伝承していかなければならない。H-IIA/Bの運用、H3開発におけるこれまでの取り組みについて紹介する。
講演者プロフィール
昭和62年3月、東京大学工学部卒業。翌4月に三菱重工業株式会社に入社。名古屋航空宇宙システム製作所宇宙技術部装備設計課に所属し、主にロケット推進系開発に従事。H-Ⅱ、H-ⅡA/Bロケットの開発に携わる。平成26年4月宇宙事業部宇宙システム技術部長、平成28年4月宇宙事業部副事業部長に就任。平成31年4月~令和2年12月にH-IIA/Bロケット打上げ執行責任者として、H-ⅡA/Bロケット5機を担当した。令和4年4月より宇宙事業部長に就任、現在に至る。
トヨタ自動車が歩む “DXの道” ~新たな景色への挑戦~
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トヨタ自動車(株) 情報システム本部長 日比 稔之 |
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講演内容
100年に一度の大変革期にある自動車産業。トヨタも、生きるか死ぬかの戦いの真っ只中にいる。生き残りをかけ、ヒト、ルール、プロセスなど、トヨタが、まさに悩みながら進めているDXの取り組みの現状と、これからの方向性を紹介する。
講演者プロフィール
1994年3月、名古屋工業大学卒業。同年、トヨタ自動車株式会社に入社。第1システム部に所属し、Simulation、CAEシステムの内製開発に従事。と同時に、現場と一体となったプロセス改革、改善を継続的に実施。2012年から制御周りのシステム環境の構築、プロセス検討に従事。2017年より改革を軸としたIT革新推進室(部格)を担当、2021年より、DX開発推進部を担当し、その後、現在に至る。
製品ライフサイクルにおける「ものづくり支援」の動向と当社の取り組み事例
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JOHNAN(株) 代表取締役社長兼CEO 山本 光世 |
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講演内容
自動車・電機等の主要な製造業において、ODM/EMSは今後も重要な役割を担う事が期待される。本講演では、製品ライフサイクルの観点でものづくり支援の動向を紹介すると共に、EVバッテリ用X線検査装置開発などの事例を含めた当社の活動と当社が描くものづくり支援の未来像を紹介する。
講演者プロフィール
ベンチャー支援会社にて経営コンサルティング、新事業開発支援を経験。その後、JOHNAN(株)にて、国内外の企業との業務資本提携や新規事業投資、組織文化改革に従事。受託製造ビジネスモデルから、スタートアップ企業や大手メーカーのR&D部門など様々な企業規模・部門を対象としたODM/OEMを行うアクセラレーターとしての製品化支援ビジネスモデルへの変革を主導している。
(一社)京都試作ネット 副代表理事 京都大学経営管理大学院 経営研究センター特命教授
University of Michigan, MBA and MS
同志社大学 神学部
CASE² 製造業が顧客と繋がり続けるためのループ
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(株)セールスフォース・ジャパン 常務執行役員 ソリューション・エンジニアリング統括本部長 兼 クラウドセールス担当 高野 忍 |
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講演内容
製品ではなく、顧客を軸にした経営に切り替えている製造企業がDXに成功している。重要なのは、顧客と末永くお付き合いするためのループを継続して回し続けること。本講演ではその方法を4つのポイントからご紹介する。
講演者プロフィール
大手製造業、通信業、Software AG(旧webMethods)を経て、2012年5月から株式会社セールスフォース・ドットコムに、リードソリューションエンジニアとして入社。2015年よりソリューションエンジニアリングマネージャーとして、製造業界、テレコム・メディア業界、及び関西リージョンを担当。2018年より製造業界、及び韓国リージョンのソリューションエンジニアリングの統括も担当。2019年より執行役員、2022年より常務執行役員、2023年より現職に就任。
日産の電動化戦略 ~EVとe-POWER~
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日産自動車(株) 企画・先行技術開発本部 技術企画部 主管 松尾 和典 |
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講演内容
近年、自動車の電動化がグローバルで拡大し、自動車メーカーは各社の戦略に基づき電動化を進めている。EVとe-POWERによる日産自動車の電動化戦略と技術開発の取り組みを紹介する。
講演者プロフィール
2001年に日産自動車(株)に入社。エンジン部品・先行開発および先行技術企画に従事。2018年からの3年間ルノーに出向。2021年より企画・先行技術開発本部 技術企画部 主管として製品・先進技術の技術広報活動に取り組んでいる。
グリーントランスフォーメーション実現に向けて ~GXリーグが取り組む変革~
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(株)野村総合研究所 コンサルティング事業本部 サステナビリティ事業コンサルティング部 グリーントランスフォーメーショングループ グループマネージャー 佐藤 仁人 |
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講演内容
カーボンニュートラルの実現に向けて、経済産業省は、22年2月にGXリーグ基本構想を示し、その後、GXリーグの詳細設計と実証を進めてきた。本講演では、GXリーグ運営事務局のプロジェクトマネージャーとして実務を担ってきた経験から、GXリーグのこれまでの取組と今後の展望を紹介する。
講演者プロフィール
2010年 早稲田大学創造理工学研究科経営システム工学専攻修了後、野村総合研究所入社。
2018年 英ケンブリッジ大学経営学修士修了。
入社以来、脱炭素・エネルギー分野における政策制度立案、事業戦略策定、新規事業開発に関わるコンルティング・実行支援に従事。近年は、グリーントランスフォーメーショングループのマネージャーとして、社会経済のグリーントランスフォーメーション実現に関わるプロジェクトを多く手掛けている。
製造業の調達DXにおける3つの課題と先進事例から学ぶ"超"具体的な進め方
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(株)Leaner Technologies 代表取締役CEO 大平 裕介 |
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講演内容
製造業において海外の情勢が不安定かつ競争も激化する昨今、調達力を強化することは重要なテーマとなっている。しかし調達業務は未だにアナログで非効率な業務が多く、データの蓄積・活用ができていない企業がほとんどである。今回は調達DXに取り組んでいる企業の事例から課題や具体的な進め方について解説する。
講演者プロフィール
2016年に慶應義塾大学卒業後、新卒でA.T. カーニーに入社。主にコスト改革、事業戦略策定などに従事し、2018年に当時最速でアソシエイトに就任。コンサルタント時代の経験から、企業が非連続的な成長を遂げるためにはテクノロジーの力で企業のコスト管理機能を抜本的に変革する必要があると感じ、起業を決意。2019年2月、株式会社Leaner Technologiesを創業し、現在に至る。
IBMが描くものづくり現場のデジタル技術最前線
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日本アイ・ビー・エム(株) テクノロジー事業本部 テクニカルセールス サステナビリティ・ソフトウェア・テクニカルスペシャリスト 富田 亜紗美 |
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講演内容
昨今、少子高齢化に伴う労働人口減少に加え、熟練者の退職など深刻な問題が続いており、単なる人手不足だけでなく、業務品質の維持が課題となっている。本講演では、AI、IoTなどのデジタル技術がものづくり現場をどのように変革するのか、デジタル変革(DX)ヘのアプローチを紹介する。
講演者プロフィール
2005年IBM入社。ITスペシャリストとしてソーシャルソフトウェア製品のデリバリーを担当した後、製造業および金融業のお客様向けにプレミアム・サポートを経験。その後、サステナビリティソフトウェア事業部へ異動し、現在AIやIoT技術を活用した業界特化ソリューションを推進する製品部門で技術営業に従事。
愛知県が仕掛けるスタートアップ・エコシステムの形成 ~製造業の更なるイノベーション創出のために~
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愛知県 経済産業推進監 柴山 政明 |
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講演内容
2024年10月開設のSTATION Aiを中核とする愛知県が仕掛けるグローバルなスタートアップ・エコシステム形成施策について講演する。このプロジェクトの真意は製造業のイノベーション創出による付加価値創造であり、「新たな『ものづくり産業』の実現」が最終目標である。
講演者プロフィール
1986年4月愛知県入庁。企画課、財政課、法務文書課などに所属し、主に政策形成に従事。2018年中小企業金融課長の際に、スタートアップ・エコシステム形成を目的にAichi-Startup戦略を策定。以降、スタートアップ推進課、イノベーション企画課を創設し、革新的な事業創造に従事。その際、STATION Aiの企画・事業化推進、STATION FやINSEAD、NUSなど5か国14の海外機関・大学との連携、オープンイノベーション、スタートアップ支援プログラムの展開などを統括。現在に至る。最終学歴、南山大学大学院総合政策研究科博士後期課程・単位取得退学。MBA(AACSB、AMBA国際認証)、中小企業診断士、宅地建物取引士。日本地域学会、愛知県中小企業診断士協会所属。
新たな時代を切り拓く、三菱自動車のデジタル変革
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三菱自動車工業(株) 執行役員 CIO グローバルIT本部長 車 真佐夫 |
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講演内容
三菱自動車では、100年に1度と言われる自動車業界の大変革に際し、新たな中期経営計画を策定して、次なるチャレンジに取り組んでいる。戦略の中核にデジタル変革があり、推進のためにIT部門が独自に「MMC IT Digital Strategy 2022」を策定、10年先を見据えた改革を推進している。これまでに得られた実績、成果と共に、この戦略の概要を紹介する。
講演者プロフィール
1983年、ソニー株式会社に入社。システム部門に所属し、全社プロジェクトのシステム開発リーダー等を歴任。1995年より香港に駐在、1997年にドイツに移り、EU統合を見据たソニーヨーロッパ全体のシステム企画戦略を担当。2004年より、ソニーのグローバルIS/IT改革 『IS Reborn』 をCIOと共に主導。その後、関係会社の執行役員等を経て、2016年に三菱自動車工業株式会社に入社、現在に至る。
パイオニアが取り組むサプライチェーンマネジメント ~「ハイスピードものづくり」の実現~
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パイオニア(株) モビリティプロダクトカンパニー 生産統括グループ 統括部長 島田 健一 |
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講演内容
当社は、厳しいビジネス環境に対し、需要変動・サプライチェーンリスクへの対応力強化のため、「ハイスピードものづくり」の実現に取り組んでいる。売れるものだけをつくるリーンな流れを追求した、サプライチェーン全体のリードタイム短縮、日々更新される関連データのITを活用した見える化等、具体的な取組み内容を紹介する。
講演者プロフィール
1990年4月パイオニア(株)入社。生産管理・生産戦略・生産システム導入プロジェクト等、入社以来、サプライチェーンマネジメントに関わる業務に従事。シンガポール・マレーシアへ約9年間の海外駐在経験あり。2019年7月よりサプライチェーンマネジメント部、2022年4月より現職を担当。
DXで実現する新しいものづくり
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(株)アイシン DX戦略センター DX推進部 DXソリューション3室 室長 山本 篤史 |
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講演内容
生産現場のヒトやモノをIoTでつなぎ、さまざまな情報を収集、蓄積するCyber/Physical Information Factory構想のもと、蓄積した情報を製品・工程設計、製造現場等で活用することで革新的なものづくりを目指している。今回はその構想の中で活動している製造現場の具体的な取り組みについてご紹介する。
講演者プロフィール
1997年にアイシン・エィ・ダブリュ(現・アイシン)に入社。情報システム部門にて基幹系システムの開発・運用・グローバル展開に従事。アイシン統合後はIoTを活用した製造現場のDX活動の推進に従事し、現在に至る。
“ぶつからないクルマ?” スバルが生んだアイサイトの秘密 そして、60歳からのデジタルツイン
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(株)SUBARU 技術本部 技監 樋渡 穣 |
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講演内容
スバルは黎明期から、“技術は人のためにある”の思想に基づき自ら高い安全性能を目指してきた。脈々と受け継がれる安全思想は、そもそも“ぶつからない”ことを目指した、スバル独自の運転支援システム“アイサイト”の実現に繋がった。今回は、アイサイトの30年の歴史、自動運転技術に加え、現在取り組んでいるIVX-D(デジタルツイン)技術についても解説する。
講演者プロフィール
1984年、富士重工業(株)に入社。スバル研究所にて、先進シャシやITSの先行開発に携わる。ステレオカメラによる世界初の運転支援システムADA量産、AD/ADAS研究後、アイサイトの開発部長として従事、現在は、(株)SUBARUの技監として、デジタルツイン“IVX-D”を開発。電子制御品質から新価値創出まで幅広く取り組んでいる。自動車技術会フェロー。

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経済産業省 中部経済産業局 地域経済部 産業技術革新課長 坂 直樹 |
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モデレータ
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(一社)日本AM協会 専務理事 澤越 俊幸 |
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パネリスト(事例)
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ティーケーエンジニアリング(株) 代表取締役社長 下村 豊 |
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パネリスト(事例)
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DMG森精機(株) R&D執行役員 AM開発担当 AM開発部 部長 廣野 陽子 |
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講演内容
試作確認コピー機としては国内でAM活用が多くされている。しかし国内でのAM実製品活用は、海外と比較するとないに等しい状況である。本講演ではAM実製品活用の国内事例を紹介し、成功に至るいきさつに迫る。
講演者プロフィール
澤越様
1985年3月 立花商会(現:立花エレテック)入社
2013年10月 AMビジネス担当
2014年2月 3Dものづくり普及促進会設立(事務局担当)
2022年3月 (一社)日本AM協会設立(専務理事) 現在に至る
下村様
1982年 10月 高雄工業株式会社 入社
2000年 8月 同 常務取締役
2005年 8月 同 専務取締役
2009年 1月 同 代表取締役副社長
2009年 9月 同 代表取締役社長
2021年 8月 ティーケーエンジニアリング株式会社設立
代表取締役社長へ就任(高雄工業株式会社 代表取締役社長と兼任)
現在に至る
廣野様
2009年 京都大学大学院工学研究科マイクロエンジニアリング専攻 修了
2009年 三菱重工業株式会社 入社
2019年 DMG森精機株式会社 入社
2021年8月 R&D執行役員 AM開発担当 就
脱炭素経営戦略解説 ~製造業におけるサプライチェーン全体のCO2見える化からCO2排出量削減方法のポイント~
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アスエネ(株) Co-Founder 取締役COO 岩田 圭弘 |
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講演内容
製造業におけるGXの具体的な取り組みとして、2023年脱炭素経営の最新動向から、Scope1-3までのサプラチェーン全体のCO2算定方法、実際にCO2排出量を削減する方法を徹底解説。経営戦略としてGXの取り組みを具体的に進める方必見。
講演者プロフィール
慶應義塾大学卒業後、株式会社キーエンス入社。マイクロスコープ事業部の営業を担当。2012年に当時最年少でマネージャー就任。2014年、大阪本社の販売促進Grへ異動、営業戦略立案・販売促進業務を担当。2015年、三菱UFJリサーチ&コンサルティング戦略コンサルティング部に転職。医薬、アパレル、小売等の全社戦略、新事業立上を経験。2016年に株式会社キーエンスより新規事業立上依頼を受け、東京営業所立上後、本社販売促進Grにて営業戦略立案を実施。現在アスエネ株式会社にて共同創業者兼COOとして営業・マーケチーム立上・実行を統括。
精密測定技術を活かし、高い信頼性と高品質を生み出す最新のモノづくり
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(株)東京精密 代表取締役会長CEO 吉田 均 |
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講演内容
測定機器はモノづくりには欠かせない。測定機器なしにはモノは作れない。昨今、ものづくり産業では、測定室等の良い環境下で使われる測定機に加えて、更なる品質向上のための全数検査を望むメーカーも多く、生産現場での利用ニーズが高まっている。このニーズに対応する測定技術や生産設備としての精密測定機器の広がりについて、課題や展望を交えて紹介する。
講演者プロフィール
昭和58年 (株)東京精密入社。当初は技術部門に所属し、三次元測定機を始めとする各種測定機のソフトウェア開発に従事。その後、技術畑を歩み技術部門長として計測社執行役員、同執行役員常務、取締役などを経て平成19年計測社執行役員社長、23年代表取締役、27年 代表取締役社長CEO、令和4年から代表取締役会長CEO(最高経営責任者)就任。また、令和2年6月から日本精密測定機器工業会会長に就任。茨城県出身。
工場における働き方変革の技術実証事例 ~AIで実現するダイカスト工程の品質向上~
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(株)豊田自動織機 ITデジタル推進部 デジタル人材育成室 室長 井上 雅昭 |
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講演内容
カーエアコン用コンプレッサのダイカスト部品は高気密・高耐圧性を必要とするが、製造状態が刻一刻と変化し管理が難しい。その良品製造条件をAI活用しながら追求した結果、良品率向上と新たな仕事の仕方を実証することができた。今回は本取組みの具体的な事例について、苦労話を交えて紹介する。
講演者プロフィール
2000年4月に(株)豊田自動織機製作所(現(株)豊田自動織機)に入社。機械系エンジニアとして、コンプレッサ事業部の生産技術領域におけるダイカスト工程を中心に、海外を含めた生産準備や生産技術開発に従事。2015年頃からダイカスト工程の更なる品質向上を目的に、従来計測できなかったデータを収集するシステムや、その大量データを活用したAI開発に取組む。2022年1月より全社レベルでデジタル活用を推進するため、各職場のテーマ実践による人材育成を担当し、現在に至る。
EMSの活用術と KATOLEC GLOBAL PLATFORMのご紹介
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カトーレック(株) 常務執行役員 グローバルEMSセンター長 営業統括部 統括部長 秋山 正美 |
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講演内容
変化の激しい時代、製造業、商社等のものづくりに関わる皆様は、カントリーリスクへの対応やグローバル生産体制の構築など、様々な課題に直面され、当社を含めたEMS事業社への期待が高まっている。本講演では、EMS業界の動向やEMS活用のメリットを解説すると共に、皆様のサプライチェーンをトータルにサポートする当社の最新の取り組みについてもご紹介する。
クラウドCAEプラットフォーム導入による開発業務の加速化とコスト削減の取り組み
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ブラザー工業(株) IT戦略推進部 IT事業推進G スーパーバイザー 中切 將仁 |
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講演内容
社内オンプレ保守期限によりCAEのリプレイスか?クラウドか?の選択をするにあたり当社はクラウドを選びました。本講演ではクラウド導入の取組みについて、その過程と導入後の運用課題改善、更なるコスト削減、社内開発ツールの切り口から紹介します。
講演者プロフィール
入社以来、主にEDA系の製造系部門、開発系部門を経てIT戦略推進部にてEDA&CAE担当となり現在に至る
デジタルスレッドによる 電装システム開発プロセスの効率化
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シーメンス(株) シーメンスDIソフトウェア ポートフォリオ開発本部 設計ソリューション部 コンサルタント 柴田 大介 |
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講演内容
近年の航空機開発は高度に複雑化しており、設計・製造・検証・情報管理というライフサイクルにおける課題を抱えている。本講演では、電装システム開発に着目し、設計モデルのDX化とプロセスのデジタルスレッドによる開発プログラム期間短縮について紹介する
講演者プロフィール
2005年、自動車メーカーの関連会社に入社。ブレーキシステム開発として、システム回路、CANネットワーク、制御ソフトウェアの設計に従事。2010年よりメンター・グラフィックス・ジャパン(現シーメンス)に転職し、E/Eシステム開発環境のDX化を推進している。
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